ゲーム実況・配信に何より大切な機材である「マイク」。リスナーにファインプレーを披露することはもちろんですが、ゲーム配信者の最も重要なポイントは“声”です。ゲーム画面のみを映す場合、当然リスナーは配信者の声と喋りに注目します。そのためゲーム実況・配信ではリスナーにしっかりと声を届けられるマイクは必需品。快適に放送するためにも、どんなマイクを選べばいいのか見ていきましょう。
音質の良いマイクを選ぶのが基本
ゲーム実況や配信において、最も重要となるのが「音質」です。最近では「イケボ」や「癒しボイス」などゲーム配信者にとって声は重要な売りとなります。いくら良い声であっても、音質の良いマイクを使わないとリスナーが聴き取りにくく、最悪の場合離れてしまうということも。そのためゲーム実況・配信をする際は高音質でクリアに音を乗せられるマイクを準備しておくことが必要です。マイクの種類には「ダイナミックマイク」「コンデンサーマイク」の2つの種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。
■「ダイナミックマイク」
オーソドックスなマイク。頑丈で衝撃に強いので使いやすく、手頃な価格で初心者にもおすすめ。ハイレベルな高音質は期待できないものの、ゲーム配信に必要最低限の性能を備えています。初めてのゲーム実況でも安心。
■「コンデンサーマイク」
高音質に特化したマイク。レコーディングなど使われることが一般的で、歌い手配信者など動画配信でもたびたび利用されています。音にこだわって配信したい人には最適なマイクです。衝撃や湿気に弱いため、定期的な手入れが必要になります。
1人で実況する場合、マイクのタイプは一方向のみから音声を拾う「単一指向性」がおすすめです。自分の声以外の雑音やノイズが入りにくいため、1人でのゲーム実況に向いています。
マイクの感度と接続方法
自分の声をはっきり綺麗に乗せたい場合は、感度が高いマイクが必須となります。マイクの感度はdb(デシベル)で表記され、最も感度が高いものは0dbとなります。ゲーム配信などでは「-30db~-40db」のマイクが最適とされています。基本的には感度が一定になっているマイクが多いのですが、最近では感度を切り替えられるタイプのカメラも増えています。
また、接続方法についてですがマイクの端子には「USB」「オーディオジャック」の2タイプがあります。デバイスやゲーム機によって対応端子が異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
1人での配信は「USB接続型のコンデンサーマイク」がおすすめ
1人でゲーム実況・配信をする場合、PCに直接つなぐことができる「USB接続型のコンデンサーマイク」がおすすめです。値段はメーカーにもよりますが、およそ3,000円~1万円と比較的リーズナブル。PCに接続するだけで使えるので別で用意するものもほとんどなく、マイクひとつ購入してしまえばすぐに使えるお手軽さが大きなメリットです。ただし、USBに接続している時点でPCノイズが少なからず入ってしまいますので完全にノイズを消すというのが難しいということは頭に入れておきましょう。
コメント